積丹カヤックス野塚通信
シーカヤックガイドの積丹半島原野生活。
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シーカヤッカーはウニを採ってはいけないのだ
 漁業法を学ぶことで、あらためてシーカヤッカーのマナーについて考えてみよう。早速だが、以下のサイトに目を通していただきたい。
潮待小屋 漁業権問題集中講座
 ご存知のように、2000年に改正された北海道の条例により、シーカヤックは原則として漁港を使用することができない(漁業権に基づく妨害排除権の行使に相当する・・と思う)。わたしは、シーカヤックに対する何らかの規制が、更に追加されることだけは避けたい。だからシーカヤッカーはウニを採ってはいけないと結論づける。「そんなこと当たり前だべさ」と思った人も、もう少しお付き合い願いたい。
 漁師の中には堅苦しく考えない人も居る。仮に漁師が「ウニを採っていいよ」と言った場合、どのように対応すれば良いのだろう。
 漁師の言葉にホイホイとしたがう前に、まずは漁師があなたの風貌(シーカヤッカーはかなりアヤシイ格好をしているし、わたしを含めて人相は決して良く無い)を恐れて思わず口にしてしまっただけ、という可能性を考慮して欲しい。その上で、断るのが失礼にあたると判断するのであれば、採っても構わない。ただ、採る前に次の二点を確認する必要がある。
◇ ウニの漁期
◇ 採って良いサイズ
 トラブルが発生した際、「どこの誰だか知らないけど『採っていいよ』と言ったから」などと小学生以下のイイワケをするのは恥である。更に次の点を確認しよう。
◇ 漁師が所属する漁協と氏名
 さて、これで自由にウニが採れる・・・わけではない。周囲にはたくさんの人の目がある。無用なトラブルを避けるためにも、わたしは漁師の監視の元で採ることを勧める(そこまでして採りたい人って居る?)。周囲に人の目がない場合も、別の漁師が現場を通りかかればトラブルになるかもしれない。2,3個を採って止めておくのが賢明だ。
 さてさて、漁師から許可を得て採ったウニを美味しくいただいたとしよう。あなたは幸せだ。しかし、その気持ちをインターネットで公開してはならない。読む側がどのような解釈をするかわからないからだ。もし、『○○漁協の△△さんに許可を得た』と書いたら、ご本人に迷惑がかかるかもしれないし、書かなければ勝手に採ったと解釈されるかもしれない。いずれにせよ、シーカヤッカーに対するメリットは一つも無く、風当たりが強くなることだけは間違い無い。
 以上のように、漁師が「ウニを採っていいよ」と言った場合も、留意するべき事項は山ほどある。優れた危機管理とは、事情を説明して漁師の申し出を丁重に断ることかもしれない。
 ガイドとして、いや、一人のローカルカヤッカーとして、ビジターの皆様にお願いする。シーカヤッカーはウニを採ってはいけないのだ。わたしはこのことをシーカヤッカーのマナーとして周知徹底させたい。どうかご協力をお願い致します。
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コメント
この記事へのコメント
大事なことですよね
いわおさん、僕も某Y掲示板において、牡蠣に関して同様の微妙なポイントを見逃してしまい、匿名の漁業者の方から痛烈な批判を浴びたことがありました(いわおさんもご存知かもですね・・・)。
本音と建前の使い分けは難しいですが、どう突かれても大丈夫なように用心した上で、漁業者の方の好意に甘えたり、十二分な了解や許可を得た上で、ほんのわずかだけ自然の恵みを頂戴したりということには留意しなければならぬことを痛感しています。

それと、漁業者の方が使う専用の器具等で採取をすると、特に密漁を疑われやすいので、ごく少量を採るためであっても、そのような器具は使わない方がよいのだろうと思います・・・。
2007/03/08 (木) 09:31:06 | URL | しんのじ [編集]
しんのじさん、ご指摘感謝です!ウニを採るときに金属の棒を使ったら法令違反ですし、何らかの道具を持っているだけで未遂事件になりかねません。採り方を指導していると曲解する人が現れても困るので、このくらいにしておくかな・・。
この手のネタを文章にするのは難しいですが、新たにシーカヤックを始める人に、海は無法地帯ではないということを伝えていきたいです。伝わったかなぁ。
2007/03/08 (木) 11:52:52 | URL | shakotankayaks [編集]
師匠、ありがとうございます。かなり前に私はミクシィ上で海水浴客とウニの話を書きました。世間一般は、海の生物は誰もが自由にとってもいいと思っている方も多いようですので、今後とも是非是非周知徹底願います。
2007/03/08 (木) 20:01:47 | URL | アフロ船長 [編集]
わたしにできるのはシーカヤッカーとその周囲に働きかけることだけですよ~。
伝える側(主に道や町の水産課かな)に足りないのは、難解な漁業法を解きほぐして、解りやすく伝えようとする努力です。密漁禁止の看板だけではどうにもなりません。一方の観光客にはローカルルールを確認して欲しいですね。いわゆる自己責任というヤツです。ただ、日本の文化は「自己責任」ではなく、「旅の恥はかき捨て」。観光客に伝わるには時間がかかるでしょう(その点、シーカヤッカーは「自己責任」に敏感に反応する傾向があるので、楽かもしれません)。大切なのは、怒らず、あきらめず、真摯に語りかけ続けること・・かな。そのためにも積丹町にはさっさとホームページを立ち上げて欲しいものです。実はこれが一番の難関だったりしますが・・。
2007/03/09 (金) 08:41:41 | URL | shakotankayaks [編集]
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